メトロポリタン美術館のオセアニア美術がすごい感動したという話。
ここには美術になる前のものたちが並べられていた。例えばこれらは、彫刻ではなく、お祭りにつかうためのお神輿的なものだったりする。
とにかくここにいるのが怖かった。明らかになにかを感じる空間だった。祈りや信仰の対象になっていたものだからか、持っているのものがビシビシ伝わってくる。よく作品について語るときに「躍動感がある」とか「生き生きしている」とか「生きているようだ」とかいうけどそんなものではない。もっとリアルでほんとうにおそろしい生きている感じをビシビシ感じる。
同時に可愛らしくもある。頭が大きかったり、目が大きかったり、デフォルメをしてあったり、キャラクター的でもあったりする。
あと大きい。大きいのが大事なのかもしれない。ここにあるのはすごく古いものだけど、現代、近代美術より私にとっては新しく感じた。
初めからこういうオーラがあったのか、それとも誰かが持った念のようなものがこうさせたのか。これは美術になるため、美術を狙ってつくられたものじゃない。
なんか自分がファッションみたいにアートをしているのか不安になる。叫びたくなる。
これらはなんかマジでビームかなんかでてるんじゃなかろうか。私も作品からビームが出るのか。