滞在中にはたくさんのイベントがVSC(バーモントスタジオセンターアメリカ)には用意されていて、レセプションやキャンプファイヤーや、プレゼンテーション、カラオケ大会、オープンスタジオ、近くの街のお祭り、などなどがある。そのなかでもアメリカらしい(?)ダンスパーティーが一番印象深かったイベントだ。施設の一室をダンス会場にして音楽をならしながら踊る。ダンス?踊れないよ〜、と言って行かないどこうと思っていたが、誘われたことが嬉しくてほいほい参加してみた。そこで一番感じたことは、さっきの自分の「ダンスを踊れないってどういうことだろう。」ということだ。私の小さい甥っ子も習わなくとも1歳のころにはダンスできていた。それはきっと「上手にダンスが踊れないと恥ずかしいからダンスが踊りたくない。」というのが私の理由だったんだなとおもった。笑われたらどうしようとか、一人で「ぼっち」になったらどうしようとかそういう外から自分がどう見えるかで、判断を下そうとしていた自分がいた。そこでダンスしているのは、踊りたいから踊る人だらけだった。うまく踊れるからとか、じゃなくて。
ただ踊りたいから踊る。あと、なんか嬉しいことがあると踊ったりもする。すごいなあ
世界に飛び出る、ボーダーを超える、ていうフレーズはかっこよく聞こえるけど、私はそんなかっこよくできなくて、ただただ、自分の自分で築いてしまった壁を壊され、そこからなにが漏れ出たか何かが入り込んできた。という感覚が強い。