そうぞう、そぞう

頭脳的な想像から この肉体を取り戻そうとする生理的な創造に1日でも早く帰る 横尾忠則による 岡本太郎『今日の芸術』の序文より

あんまり綺麗だから

あんまり綺麗だから シーモアが、シャーロットに向かって石を投げた理由について シャーロットは何針も縫う怪我をした。 JDサリンジャーの 『大工よ、屋根の梁を高く上げよ シーモア-序章-』 私は、すこしわかるような気がする。あんまり綺麗だから、石を投げたんだよ。 ほんの少しわかるようなきがするんだよ

企みのないことについて

例えば、 企みのない線について 15歳くらい、いや、もっと前から考えてる。 14歳くらいの頃、自分の、鼻につく上手い字が嫌で、わざと字を変えてみたこともあった 最初の一線なんてさ すごいんだよ 白い四角 劇場で オーケストラが始まる前のような緊張感だよ そこで、くしゃみをしないこと オーボエで始まると、なんかいいよね 線みたい でもね、緊張だけで 自滅してしまわないように どうなってもいいハートも要るんだ 公衆の面前で恥を晒し、 自分を雑に扱うような 線が見えてくると、どんどんさらけ出され始める 線を描くというより 漏れ出してるんだ 絵を描くなんて、 最初からまず そこには企みは確実に存在するし 企みのないなんてことにこだわる私は 詐欺師なんだよ でも、全部計算通りなんてつまらなすぎるから 本物と偽物を あえて 混じり合わせているんだ

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